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【平成30年3月定例市議会 所信表明】

 

 平成30年度は、今後5年間の市政運営の基本となる飯山市第5次総合計画後期基本計画の初年度であり、基本構想に掲げる将来都市像「自然と共生する豊かな暮らし『技と縁のまち 飯山』」の実現を先導するものとして「いいやまづくり」重点目標を定めております。

 

 以下、平成30年度の重点施策に関わる事業の概要について、後期基本計画の「いいやまづくり」重点目標の4つの柱に沿って申し述べます。

 

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「仕事と子育てのまるごと応援で若者の住みたくなるまちづくり」について

 全国的に人口が減少する中、飯山市における人口の社会動態は平成28年が275人の減、平成29年が139人の減であり、減少者数が半減いたしました。各種の施策が成果として徐々に現れつつあり、引き続き、最も重要な政策課題として取り組んでまいります。

 若者世代に向けた移住・定住の促進を図るために、移住定住促進住宅(サンコーポラス飯山)での15世帯分の住戸リフォームと入居1世帯あたり2台分の駐車スペースを確保するための駐車場整備を行うとともに、新たに上新田住宅団地に戸建ての若者住宅を平成30年度からの2か年で6戸の整備をいたします。そのうち今年度は3戸の建設を行うとともに、民間の力を借りながら「住まい」を確保する方策なども検討してまいります。

 また、引き続き移住を考えている皆様に向けたセミナー・相談会や現地見学ツアーなどの開催、各種媒体を使ってのPRを行うとともに、移住者の方に対する住宅取得や既存の空き家の活用に対する支援を行いIターン・Uターンの促進を図ってまいります。

 定住の推進についても、引き続き三世代が同居するための住宅の新築・増築等に対する補助を行うとともに、若者の市内での生活を応援するため、市内企業に就職する新卒者の奨学金返済の補助やJR飯山線による通勤に対する支援に、新たに新幹線通勤に対する補助を創設いたします。

 子育て支援体制の充実に向けては、子育て支援の拠点施設として整備した飯山市子ども館に、子育て等の相談及び児童センター・児童クラブ・子育て支援センター・病後児保育・放課後等デイサービスの機能を盛り込み、子育て環境を更に充実させ、若い世代の子育て支援と次世代を担う子どもたちの成長の応援を行い、子育てに関する総合的な支援を進めてまいります。

 

「自然環境と高速交通網を活用した産業を育成するまちづくり」について

 今ある観光資源を活用した、人が回遊・滞在するまちづくりと、ツアーやアクティビティの開発、ホスピタリティ向上の推進による交流人口増加の実現を図ってまいります。

 新幹線が開通したことによる都市部からの交通利便性について積極的なPRを行い、飯山駅前の市有地等を活用した商業施設やホテル等の誘致を実現するとともに、駅前のにぎわいづくりと観光等の拠点づくりに対する支援を行ってまいります。駅に降りるお客様を、駅前から市街地へと誘導するため、寺社由来サイン・広小路・飯山城址の整備等を順次進め、寺巡り遊歩道についても新たに整備計画を策定し、交流人口の増加・賑わいの創出を推進してまいります。

 広域連携の充実・国際観光地化に向けて、豪州・アジア諸国など海外への誘客宣伝活動や様々な情報発信を行うとともに、宿泊事業者等が行う外国人の泊まりやすい施設改修への支援に加えて、新たにアウトドアスポーツイベントや健康志向の旅行商品化を図るヘルスツーリズム事業を展開し、インバウントを推進するとともに、豊かな自然環境を活かしたアクティビティイベント等の開催や、企業から旅行商品開発の専門知識を有する「地域おこし企業人」の派遣による、「体験・滞在型」観光旅行商品の造成等を、引き続き進めてまいります。

 また、地域農業の振興を目指す上で、その拠点のひとつとなる道の駅「花の駅千曲川」については、駐車場整備とともに店舗・休憩施設の拡張計画の具現化を図り、地域農業の販売戦略を強化します。また、新たにそば生産者等による6次産業化・生産体制の整備に対して支援を行い、農業と観光産業のコラボレーションに向けた取り組みを促進してまいります。

 

「防災体制と医療介護体制の充実で親も子どもも安心できるまちづくり」について

 医療・介護と子育てや、雪のある生活に対する不安や負担などに対応し、引き続き安心して住むことのできる地域づくりを進めたいと考えています。

 自然災害等に対する防災体制の強化、高齢者が安心して暮らせる環境整備に向け、既設の防災行政無線の更新に合わせて、新たな情報伝達システムの構築を今年度行い、平成32年度までを目途とし整備を行います。また、J-ALERTの新型受信機の導入を行い、非常時の伝達情報の充実・所要時間の短縮を図ってまいります。平成29年度に開始いたしました高齢者等の玄関先の除雪支援についても事業初年度の検証等を行い、引き続き実施してまいります。

 子どもを安心して産み育てることができる環境整備に向けて、新たに妊産婦の医療費に対する支援を創設するとともに、子育て世代包括支援センターを設置し、妊産婦乳幼児の健康増進及び保持に関する支援など妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援の充実を図ります。また、飯山市においては悪性新生物のうち胃がんや大腸がんの死亡率、死亡割合が県平均より高いことから、地域中核医療機関の機能充実に向けた支援を継続するとともに、現在行っておりますピロリ菌検査に対する補助に加え、飯山赤十字病院の行う胃がん・消化器がん撲滅に向けた事業に対しても支援を行います。

 

「ICT教育と国際交流を通じて生きていく力と郷土愛を育成するまちづくり」について

 ICT教育と学力向上・国際交流(英語教育等)の推進に向け、小中学校へタブレットPCや大型提示装置の整備を行います。ICTを活用した授業展開による、グローバルに活躍できる児童・生徒の情報活用能力の育成を推進するとともに、今後の小学校の英語の教科化に備え、新たに英語指導主事の1名雇用と現在小学校に2人いる外国語指導助手(ALT)を7月から4人に増員いたします。また、郷土愛・ふるさと教育を推進するため、新たに高校生が提案する飯山市を考え活性化させるための事業に対する支援を行い、未来を担う若者の活動を応援いたします。

 

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 社会が成熟への歩みを進めるなかで、行政の果たす役割も適切な見直しが必要です。新たな行財政改革プランの策定と実践による、効率的で質の高い行政運営に努めてまいるとともに、全国からご協力をいただいております、ふるさと寄付金事業についても、市内の特産品等の活性化にも大きく寄与することから、市内団体・企業・事業者等の経済振興対策と市財政の安定化に向けて、引き続き事業の推進を図ります。

 

 今後とも、市民、市外の方から、住みたい・訪れたいと思われる魅力あふれる飯山市をつくるため、市民の皆様とともに多様な活動主体の参画による「いいやまづくり」を進めてまいります。

更新日 2018年11月13日