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除草困難な雑草にご注意ください

雑草の名前は「ワルナスビ」

 

畑に上の写真のような雑草が生えていませんか?これは「ワルナスビ」という除草が難しい雑草です。北アメリカ原産の帰化植物で、1906年(明治39年)に千葉県で初めて侵入が確認されました。輸入した牧草への種子混入が原因と考えられています。現在は日本全域に広がり、牧草地を中心に問題となっています。根が深く、掘り取りは困難な上、耕起によって裁断された根は、一つ一つが発芽能力を持つため、拡散の恐れがあります。

 

 

ワルナスビの特徴

     

 

(1)ワルナスビの外見  

●ギザギザした大きな葉

●茎に生える無数のトゲ

●トマトに似た白い花・果実

 

(2)耕起で増加する

ワルナスビは種と根で繁殖します。特に根は1.5cm程度の長さでも発芽が可能なほどで、トラクターや管理機によって裁断された根も発芽力を持っています。ワルナスビが確認された圃場で作業した後は、作業機を洗浄してください。

 

(3)草刈りはワルナスビを元気にする

ワルナスビは非常に光を好む植物です。このため、草刈りによって遮るものがなくなると、急激に数を増やします。ワルナスビを見つけたら、草刈りは避け、ワルナスビだけを刈り取るか、抜き取ってください。

 

 

発生抑制方法

作物を生産している土地と生産していない土地の抑制方法は、以下のとおりです。なお、あくまでも発生を抑制させる方法として参考にしてください。

 

(1)作物を生産している土地・農地

①作物を生産する場合は、可能な限り裸地を減らすため、マルチや敷き藁を用いた栽培方法が推奨されます。

 

 

(2)作物を生産していない土地・農地

①防除の際は、刈り払い機の刈取りは発生を助長させる(雑草がなくなることにより日照条件が良好となる)ため、除草剤(ラウンドアップ(50倍)) の使用が推奨されます。この場合、最低でも春季と秋季の2回行うことで発生を抑制でき、秋季は低温期に近づくほど、翌年の再生数は少なくなる傾向が得られています。

試験結果で抑制効果があった倍率

 

②牧草などの被覆作物もワルナスビの発生を抑制するため、春季防除の後に被覆作物を作付け、ワルナスビと同時に防除する方法もあります。

 

 

ワルナスビの対応について、ご不明な点は飯山市農林課もしくは北信農業農村支援センターまでご連絡ください。

 

≪お問い合わせ先≫

飯山市農林課農業振興係   0269-67-0729

北信農業農村支援センター  0269-23-0222       

更新日 2022年06月27日