飯山市の産業
飯山の農業
豪雪地帯で水田単作の飯山市農業は、米食味コンクール国際大会に毎年4~6名が入賞するという良質米生産地域で、特に近年は集落営農等の経営体や大型農業者が農地を集約し、さらに大規模経営の展開を進めています。また冬期間の農業として始まったきのこの施設栽培、アスパラガス、キュウリ、ズッキーニといった野菜に、芍薬他の花卉といった畑作物の栽培も盛んです。北部の国営農地開発のなべくら高原では、広大な農地での大根・人参等の大規模畑作農業も行われています。
飯山の商業
飯山市の商店街は、市街地においては上町・本町・仲町を中心に、市北部ではJR戸狩野沢温泉駅周辺において形成されています。また、近年は静間バイパス沿いの郊外型大型スーパー等市域南部の商業集積が進んでいます。
また、駅前市有地への飲食店、小売店の誘致活動や、起業支援にも取り組んでいます。
毎月"2"と"6"のつく日に、本町ぶらり広場で開催される六斎市
飯山市の工業
飯山市では若者の定住や働く場の確保のため、企業誘致活動・既存企業支援を進めています。 また、伝統的工芸品に指定されている飯山仏壇(国指定)、内山紙(国指定)、小沼箒(県指定)は、飯山市を特徴づける伝統産業でもあります。
製造業中心に企業が立地する木島工場団地
飯山市の観光
飯山市の観光は、雪を資源として利用したスキー場開発と、農家の副業としての民宿から始まりました。市内各所にスキー場が開発され、スキー観光は順調に推移してきましたが、バブル崩壊後は長引く不況、過当競争により厳しい時代を迎えています。
その一方で、全国でも先駆けてグリーンツーズムに着手。拠点施設「森の家」を中心に自然体験教室・農村体験を推進。豊かな自然や寺町などの観光資源を生かし、グリーン期の観光客の入り込みは増加しています。
総延長80キロメートルにおよぶ信越トレイル