心の中の風景づくり
![]() |
心の中の風景づくり
飯山のやさしい風景は、心の奥にしまいこんだふるさとの記憶にそっと問いかけます。 そんな静かなささやきに耳を澄ましてみませんか。 |
まちの表情は変わっても やさしい風景はそのままそこにあります すっかり変わった静間バイパス。大型店舗は人で賑わい、活気にあふれています。 でも、都会のような雑然とした感じは受けません。どことなくすっきりと見えるのは、大きな看板がないせいでしょうか。 飯山のやさしい風景は、まちに生まれた新しい賑わいをもやわらかく包み込んでいます。
田んぼや畑、あぜ道・・・田園風景っていいね 千曲川を見下ろす丘からは、のどかに広がる田園風景が見渡せます。懐かしい「ふるさと」の唱歌が心の奥に響いてきます。 手入れの行き届いた田んぼやアスパラ畑、そして農作業をする人々。 山の中腹には棚田が見えます。ひとつひとつ積み上げられた芸術的な石垣を見るたびに、先人たちが築いた歴史の厚みを実感します。
|
![]() |
![]() |
菜の花畑を耕すとうちゃんたち そんな姿を誇りに思う子どもがいました 昨年の秋、とうちゃんはほこりにまみれて耕運機を運転し、菜種を蒔きました。 そして、里の春。草木の芽吹きに歩調を合わせ、とうちゃんの菜の花たちはいっせいに芽を吹き出しました。 ゆるやかな丘に広がる菜の花畑は、ゆったりと流れる千曲川とあいまって、日本のふるさとを感じさせます。 全国から訪れるカメラマン、菜の花まつりに集まる大勢の人たち。 そんな光景を見るにつけ、瑞穂の子どもたちは、とうちゃんの流した額の汗に誇りを覚えます。
豊かさ、温かさ、森に、木に感じます 夜明け前、鍋倉のブナ林を訪れました。 遊歩道を登り、額に汗して山頂に立つと、日の出とともに緑の美しさが際立ってきます。 鍋倉の森太郎、温井の欅、西大滝の桜、神戸の銀杏、小菅の杉木立ち、澄んで冷え込んだ冬の朝、千曲川のほとりに見られる木花(※)たち・・・。 あの大木たちの息吹を大切に、飯山の素晴らしさを伝えていきたいものです。 ※木花:木に花が咲いたように凍り付くダイヤモンドダスト
|