アメリカシロヒトリの防除

アメリカシロヒトリとは

戦後アメリカから侵入してきた外来種の蛾です。時には一晩で木を丸裸にしてしまう事もあるようです。

 

 

アメリカシロヒトリの生態

越冬したサナギは、春先に変態し、3cmぐらいの白色の蛾となります。発生時期により黒点のあるものと無いものがあります。
成虫は約1週間ほど生きており、その間100〜1,000個の卵を塊状に食餌植物の葉に産みつけます。
幼虫の発生時期は6〜7月と8〜9月の年2回あり、発生後の若齢幼虫は密集して、葉に糸を張って巣を作っています。

秋に生まれた幼虫はサナギとなり越冬し、春先に変態します。

 

 

植物への被害

幼虫が大発生すると街路樹や庭木などの葉を食い荒らし、丸坊主のようにしてしまいます。
桜、プラタナス、ポプラ、桑、柿、クルミ等の葉を好み、食害の対象となる植物は360種類以上にのぼります。
人体への直接的な被害は無いとされていますが、庭木を食い荒らし、屋内に侵入してきたという例もあります。

 


   アメリカシロヒトリの幼虫 アメリカシロヒトリの幼虫

 

 

幼虫の巣の見つけ方

アメリカシロヒトリの被害は、6〜7月と8〜9月の2。桜、くるみ、柿などに好んで産卵し、卵から孵った幼虫は、糸を吐いて葉に巣を作 り、一定期間(10日〜12日)巣のそばにかたまって過ごしています。巣は黒っぽい塊のように見えます。巣中の幼虫は、最初葉の表皮だけを残して食害するので、その葉だけが透けて見えます。

 

 

駆除方法

幼虫は大きくなると巣から離れてしまいますので、分散する前に枝葉を切り取って、枝ごと焼却するか、踏み潰すことが好ましいです。

○薬剤散布

発見が遅れ、既に幼虫が分散してしまい、薬剤による駆除を行う場合は、飛散に注意し、人や家畜、作物などに危害を及ぼさないよう気をつけましょう。
※使用する薬剤の詳細については農薬販売店等にお尋ねください。

 
市では、区や隣組単位での申請に、動力噴霧器の無料貸し出しを行っています。
ご利用の際は、衛生委員さん等を通じ市民環境課生活環境係まで申し込んで下さい。
なお、薬剤と燃料(ガソリン)は各区でご用意ください。

 

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更新日 2014年05月09日