内山紙に新たに2名の伝統工芸士が誕生!
経済産業大臣指定の伝統的工芸品である「内山紙」において、令和8年2月25日付で新たに2名の職人が伝統工芸士に認定されました。
内1名は市内で活躍されている和紙職人です。
平田 真澄 さん
京都府出身。
大学時代は文化財の保存や修復を学び、古代の和紙を再現することを卒業研究のテーマとして扱いました。
大学卒業後はアパレル業界に就職しましたが、流行のあるアパレル業界とは真逆の伝統文化を受け継ぐ仕事がしたいとの想いから和紙職人を志し、飯山市に移住。
市内の(有)阿部製紙にて住み込みで修行をし、和紙の製造に従事しながら平成22年より市内の紙漉き体験施設である「飯山手漉き和紙体験工房」で働いています。
内山紙とは
今から300年以上前の江戸時代初期に、信濃国高井郡内山村(現在の下高井郡木島平村内山)の萩原喜右ヱ門が美濃(岐阜県)から紙漉きの技術を習得して帰り、自宅で漉いたのが始まりとされています。内山紙の原料にはすべて楮(こうぞ)を用いており、洋紙パルプを混入していないことで、強靭で通気性が良く、通光性が優れているという特色を生み出しています。
また、雪を利用して漂白を行うため、薬品使用量が少なく、自然な白さが得られ丈夫で日焼けしにくく長持ちする特徴も持っています。
内山紙は、昭和51年6月2日に「障子紙」及び「筆墨紙」が経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定されました。
伝統工芸士とは
伝統工芸士とは、経済産業大臣指定伝統的工芸品の伝統的技術・技法を有している方の称号であり、一般社団法人伝統的工芸品産業振興協会が認定を行っています。
産地で12年以上の経験を有し、実技・知識・面接試験をクリアした、職人の中の職人です。伝統工芸士には、伝統的技術・技法に熟練した優秀な職人というだけでなく、後継者の育成、産地振興の中心となる産地のリーダーとしての役割が期待されています。
