「飯山市ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました
飯山市は、令和7年(2025年)3月21日「飯山市ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。
これは、近年の地球温暖化・気候変動による様々なリスクを軽減するため、2050年までに市全体の二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするため、各種取組を講じる決意を示すものです。
この大きな目標を達成するためには、市民の皆さんや事業者の皆さんの取組を集結することが必要となります。
身近なところから、できることから、是非ご協力をお願いします。
宣言本文
地球温暖化は、近年の台風災害の激甚化や頻発化をはじめ、集中豪雨による河川氾濫の増加、極端な高温による農作物の高温障害、熱中症リスクの増大をもたらすなど、すでに私たちの生活において深刻なリスクとなっています。
2024年(R6年)の世界の平均気温は、産業革命前と比べた際の抑制目標とされる1.5℃を初めて超え、記録上もっとも高くなったと報道されるなど、温暖化の傾向は顕著です。このまま気温上昇が続けば、農作物の品質低下や雪資源の枯渇といった形で農業や観光など飯山市の主要産業へ打撃を与えるほか、先人が築き上げてきた地域の伝統文化や豊かな生態系にも取り返しのつかない影響を及ぼすことになりかねません。
飯山市は、市民・団体・事業者・行政が力を合わせ、二酸化炭素の排出削減に取り組み、2050年(R32年)までに二酸化炭素排出量が実質ゼロである「ゼロカーボンシティ」を達成します。そのため、次のとおり取り組みます。
1 化石燃料から非化石燃料への移行や雪氷熱の活用を含むエネルギー転換と省エネ、再エネ導入を進め、エネルギーの地産地消と持続可能な地域づくりに取り組みます。
2 市民・団体・事業者・行政がみんなで考え、一体となって取り組みます。
2025年(R7年)3月21日
飯山市長 江沢 岸生
※「二酸化炭素の排出量が実質ゼロ」
二酸化炭素の「排出量」から森林等の吸収源による「除去量」を差し引いた合計が実質的にゼロであること。
省エネルギーの推進や再生可能エネルギーの利用拡大等の二酸化炭素の排出源対策を講じるとともに、植林や森林管理等の吸収源対策を講じることで、差し引き「ゼロ」を目指します。
出典:環境省ホームページ 脱炭素ポータル「カーボンニュートラルとは」
(https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/about/)