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【平成28年3月定例市議会 所信表明より】 

 

  昨年3月14日の北陸新幹線飯山駅の開業から1年が経過します。開業により、首都圏・関西圏などへの時間的距離が飛躍的に短縮され、自然豊かな飯山市の基礎的条件は大きく改善をされ、新しい時代の幕開けとなりました。特にウィンターシーズンには、国内外から多勢の新幹線利用者が訪れ、その効果が現れてきております。

 

 全国的に人口減少・高齢化が進展する中で、国の「まち・ひと・しごと創生法」に基づき、昨年の10月に飯山市の自律的で持続的な社会の創生を目指し、平成27年度から平成31年度までを計画期間とした飯山市総合戦略を策定したところです。

  この総合戦略は、産業経済団体・女性・高校生・若者会議等の代表者により議論をいただき、飯山市人口ビジョンを踏まえ策定したものであります。新幹線時代の飯山市づくりを戦略の基本に位置付け、「地域経済の活性化・雇用創出」、「若者定住・移住定住推進」、「子育て支援・次世代育成」、「いつまでも安心して暮らせる地域づくり」の4つを戦略の柱といたしました。

  四つの分野の一つ目の「少子化・子育て対策」については、若者がこの地に住んで生活ができ、子どもを安心して育てられる環境づくりのための「子ども未来基金」の創設と基金を活用した少子化・子育て支援対策の推進であります。

  全国の皆様から、ふるさと納税制度を活用して、飯山市の取り組みに対し賛同と応援をいただき、大変ありがたく、また心強く感じているところであります。この寄附金の中から1億円を原資として、未来を担う子どもを安心して育てることのできる環境づくりと少子化対策を図ることを目的とした「子ども未来基金」を平成27年度において創設し、従来の子育て支援策に加え今後数年の間、少子化・子育て対策を重点的に進めてまいります。

  二つ目の「若い人たちが働いていくための産業振興」については、人口減少に歯止めをかけるためには若者がこの地に住み続けることが重要です。新たに起業に向けた活動を行うスペース(インキュベーションセンター)の整備を行うとともに人材育成による起業支援や土産品開発支援の推進を図り、信頼ある飯山ブランドの確立をめざし新産業の創出と既存産業の付加価値向上を図るための事業を展開してまいります。そのため、現在の産業振興施設整備基金を原資とし、より利用しやすい形での活用を図ってまいります。

  三つ目の「移住・定住施策」については、市外からの移住に際して、市内での住宅新築や中古住宅の購入に要する経費への支援の内容を拡充するとともに、新たに新幹線を利用して通勤・通学する際の定期券購入への補助制度の創設や、雇用促進住宅を取得し若者向けへの住宅に改修を行うなど、移住・定住施策を進めてまいります。

  四つ目の「観光の推進」については、引き続き新幹線のメリット等を活かすべく、二次交通の利便性を一層図り、広域連携「信越自然郷」を推進するとともに、国内外に通用する観光地づくりに向けて、宿泊客の利用増を図るための宿泊施設の改修等の整備費用に対する補助を創設します。また、JR飯山線に、飯山線沿線地域活性化協議会の活動により、昭和47年以来44年ぶりに飯山市内を走るJR東日本によるSLが運行されることとなりました。市のPRや活性化などに大きな効果をもたらすものと期待するところであり、沿線市町村や関係機関と連携を図り、11月の運行に向けての取り組みを進めてまいります。

  一方、こうした施策の推進には市民サービスに直結する財源等を生み出すため行財政改革の推進は不可欠であります。第5次行財政改革大綱の目標である「効率的で質の高い行政運営の推進」と「安定と活力ある財政運営の充実」による自立した自治体経営の実現に向け、行財政健全化プラン実施計画の取り組みを引き続き進めてまいります。 

  新幹線飯山駅開業という大きな機会を活かし、更なる市政発展に向けて全力で取り組んでまいる所存でありますので、市民各層の皆様の一層のご協力をお願いするとともに関係各位のご支援ご協力を心よりお願い申し上げ、所信表明と致します。

 

更新日 2016年12月26日