~ブナの木(ブナの森の恵み)~

説明
ブナの森は、ブナだけで維持されているわけではありません。地中のミミズやヤスデ、カブトムシやガのなどの幼虫、キノコなどの菌類、鳥、ネズミなどの小動物からカモシカなどの大きな動物まで様々な森にくらす多くの生き物によって森が維持されています。生き物たちが活動の中で森の土をつくったり、様々な営みの中で森が持続しているのです。
たとえば、ブナの若葉や花は、毛虫などの格好の餌となります。鳥たちはこの時期に雛を育てるために栄養価の高い動物性たんぱく質(毛虫)を食べます。ブナはその鳥たちによって種を遠くに運んでもらえます。すべて関連しながら森が維持されているのがよくわかります。
<積雪深>
ブナは特に湿気の多い木ですので、コケが木に生えています。このコケは、雪が積もり融けていくときに雪の沈降とともに剥ぎとられてしまいます。ですから、コケのはえているところまでほぼ雪が積もったことがわかります。
<ブナの根明け>
春になると、ブナの周辺がより早く雪が解けて穴になります。これは、幹が太陽の熱を受けて周辺の雪を融かすためです。春の到来を告げる景観でもあります。
<ブナの花>
5月の新緑の頃、小さなぼんぼりが若葉の付け根から淡黄色の花を咲かせます。雄花から出る花粉が風にのって雌花にたどり着いて受精します。
<ブナの実>
とげのある殻につつまれています。6~8年ごとに大豊作となりますが、これは動物や昆虫に食べつくされないようにつくらない年を設けて動物の数を一定数減らしてから食べきれないほどの種をつけるのだそうです。小さいですがそのまま食べられおいしいですよ。
